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建材日成フレッシュボード

建材日成フレッシュボード

両面鋼板のウレタンサンドイッチパネルを採用した、
高断熱パネル

特長

  • 高い環境特性

    成型した2枚の鋼板の間にノンフロンの硬質ウレタンフォームを注入・発泡させたサンドイッチ構造の外装材です。断熱性・遮音性・軽量性・意匠性に優れ、工場・事務所・倉庫・店舗・寄宿舎などの外壁材として活用できます。

  • 表面材は高性能鋼板

    美しくリブ形状に加工された表面材は、耐久性・防蝕性に優れたガルバリウム鋼板を使用しています。

フレッシュボード40(厚み40mm)

  • 最長5.5mまで指定寸法で切断して出荷いたします。
  • 表面は美しいリブ形状になっています。
  • 耐久性に優れたガルバリウム鋼板を使用しています。
断熱性

芯材に使用している硬質ウレタンフォームは、 均質な発泡体からなる独立気泡構造により、高い断熱性を持ち、省エネルギー・結露防止に優れています。

耐久性

独立気泡構造で水や水蒸気に対する抵抗が強い硬質ウレタンフォームを、防蝕性に優れたガルバリウム鋼板でサンドイッチした、耐候性に優れた材料です。

強度

表面材と芯材が硬質ウレタンフォームの自己接着力により完全に密着したサンドイッチ構造である上に、表面側がリブ形状になっている事から強度・剛性に優れます。

環境性

断熱パネルの製造工程においてノンフロン発泡剤(HFO)を使用しているため、オゾン層破壊防止と地球温暖化の抑制に高く寄与する環境に配慮した製品です。

施工性

工場で連続生産されるサンドイッチ構造のパネル建材であり、「外壁+断熱材+内装(※)」という複数の工程を一度に施工できます。
ボードが薄鋼板と硬質ウレタンフォームで構成されているため、非常に軽量で施工性抜群です。

遮音性

芯材に使用されている硬質ウレタンフォームの特性により、軽量でも優れた遮音性を得られます。オフィスなど静かな環境が必要な場合にもご使用頂けます。

お願いとご注意

  • 施工中の切断やビス留めにより発生した切粉は、もらいザビの原因になりますので、刷毛・ウエスなどを利用して完全に取り除いてください。
  • 塗膜面に擦りキズなどがついた場合、専用の補修塗料により補修してください。但し、補修塗料で補修した場合は、元の塗膜面と全く同一にはなりませんので最少範囲でご使用ください。
  • 日成フレッシュボードは硬質ウレタンフォームを注入発泡してパネルをつくっております。そのためパネル厚みに僅かな誤差を生じ、光の当たり方や見る角度によって表面に微妙な影が見える場合がありますが、性能には問題ありません。

仕様

標準仕様

日成フレッシュボード
厚さ(mm) 40
働き幅(mm) 900
長さ(mm) 1750~5500(御指定寸法で切断致します。)
形状 平板(平滑、リブ付き)
重量(kg/m2 8.22
芯材 材質 硬質ウレタンフォーム
密度(kg/m3 50
含水率(%) 1.0%以下
表(裏)
面鉄板
厚さ(mm) 0.3
材質 ポリエステル系樹脂塗装 ガルバリウム鋼板
ソフトホワイト

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。
アルミニウムの長期耐久性と耐熱性に、亜鉛のもつガルバニックアクション(犠牲防食作用※1)を合わせ持ち、無塗装でも優れた耐食性を有しています。
※1 亜鉛の犠牲防食作用(ガルバニックアクション)
表面疵や溶接部・切断面等で素地鋼材が露出している場合でも、鉄よりイオン化傾向が大きいめっき金属中の亜鉛が犠牲溶解し、鉄の溶解を防止する犠牲防食作用

●ガルバリウム鋼板の特長
  • 長期耐食性を有します(溶融亜鉛めっき鋼板の3~6倍の寿命)
  • 耐熱性に優れています。
  • 熱反射性に優れています。
  • 溶融亜鉛めっき鋼板と同等の加工性、塗装性を有しています。

断熱性能

日成フレッシュボードの芯材に使われている硬質ウレタンフォームは小さな泡の集合体で、小さな硬い泡が一つ一つが独立した部屋になっていて、熱を伝えにくい空気層を構成しています。このために硬質ウレタンフォームは他に類を見ない優れた断熱性を示します。また、サンドイッチ構造の表面鋼板同士には、金属的な連絡がないので、嵌合部でも熱的な性能低下はありません。
断熱性の高い建材を使用する目的は、結露の防止や熱損失を少なくすることにより空調費(ランニングコスト)や空調設備費(イニシャルコスト)を低減させることにあります。材料の断熱性能を表す指標として通常よく使用される数値が熱伝導率及び、熱貫流率で、これらの数値が小さいほど熱を伝え難いということを意味します。

日成フレッシュボードと他材料の熱伝導率比較

日成フレッシュボードと他材料の熱伝導率比較
材料 密度
(kg/m3)
熱伝導率 ※2 W/mK
(kcal/mh℃)
 日成フレッシュボード 47 0.0202(0.0173)
 フォームポリスチレン板 30 0.0346(0.030)
 グラスウール24K 24 0.0380(0.032)
 軽量発泡コンクリート板 710 0.1745(0.150)
 中空押出し成型セメント板 190 0.4419(0.380)
※2 熱伝導率:1mの厚さの材料をはさんで、両側に1℃の温度差があるとき、その部分を1時間に流れる熱量を表す物質固有の値。
日成フレッシュボードと他材料の熱貫流率比較(平面部)
材料 熱貫流率 ※3 W/㎡K
(kcal/㎡h℃)
 日成フレッシュボード
 40mm
0.47(0.40)
 軽量発泡コンクリート板
 100mm
1.37(1.18)
 中空押出し成型セメント板
 60mm
3.35(2.88)
※3 熱貫流率:室内外の温度差1℃のとき、屋根材や壁材1㎡の面を1時間に貫流する熱量。

日成フレッシュボードの防露性

日成フレッシュボードの表面材は不透湿性の鋼板で、芯材の硬質ウレタンフォームが自己接着力により完全に密着している為、製品内での内部結露は発生しません。
外気温と室内温度の温度差が40℃、室内湿度約80%の時、日成フレッシュボード(厚み40mm)の平面部に結露は生じません。同じ条件で結露を防ぐには、軽量発泡コンクリート板で約286mmのパネル厚みが必要になります。

遮音特性

多孔質材料である硬質ウレタンフォームにより、軽量でありながら優れた遮音特性を示します。
音のエネルギーが、ある物体にぶつかって通り抜ける際、その物によって減衰させられる数値を透過損失と呼び、数値はデシベル(dB)で表します。
例えば1000Hzの音に対してフレッシュボードを使用することで、地下鉄の車内の騒音(80dB)が約25dB減衰され、事務室(55dB)程度まで軽減されていることになります。
尚、特定の周波数で遮音特性が悪くなるのはウレタンフォーム自体の持つ物性で、厚みにより若干周波数帯が異なります。

生産ライン

サンドイッチパネルの表面材となるガルバリウム鋼板を成型し、芯材となる硬質ウレタンフォームを注入、発泡させます。厳しく品質管理された生産ラインにより、高水準の製品を創り出します。

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